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寒い3月だったので、桜が遅かったけれど
咲きだすとあっという間に満開近くになりました。
咲くまでがとっても長くて、咲きだすと「遅れてしまった!」と言わんばかりに
見事に咲きましたね。
我が家の桜も満開です。
が、世の中の桜と違って我が家の桜は「掃除が大変だから短く切ってください」と
植木屋さんに無理を言って、剪定してもらっています。
だから、桜が咲いても華々しい感じではなくて、
「春が来たよ」的なお知らせのように咲いてくれます。
桜の意味がないなあ、と思っていたんだけれども
さすが60年以上の植木屋さんです、
無理なことを言っても、ちゃんと桜の木の良さを引き出してくれたと思います。
桜の花を見てね!ではなくて、
桜の木の幹や枝の流れ方を楽しんでね。という意図をもって剪定してくれたのではないだろうか。。
掃除が大変だから短くしてね、との勝手な我が家の事情にも関わらず
(植えたのは亡祖母で、祖母は桜が見たいとふつうに願ったはず)
それならば、と桜の花を見せるのではなくて
桜の枝の流れ方の美しさや木肌の美しさを際立たせるように、はさみを入れてくれてるのではないかな。
どんなことにも「NO」と言わないで、
それならば違う角度から桜の美しさを教えてくれる
植木屋さんのプロフェッショナルな心意気を感じました。
私も花のいろんな美しさを伝えなくちゃ!!!
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